〜桜咲く日記帳〜

音楽の事や旅行の事,ファッションの事,グルメの事など、マイペースに・ありのままに綴っています♪

Storia dei sogni(612)⑦

スミス

「それはそうと…なつきさん

  貴女、また随分してやってくれましたよねぇ?

  洗面器投げつけたり,水をかけたり

  椅子を投げつけようとしたり

  椅子で殴りかかろうとしたり

  暴言や唾を吐いたり,ビンタしたり

  ご主人様達にバカと言ったのを私に擦り付けたり

  私に関する陰口をたたいたり,ふざけたり

  私をからかったり,笑い者にしたり

  お前呼ばわりやクソババア呼ばわりにしたり

  ボールぶつけたり,思いっ切りひっぱたいたり

  色々と、してやってくれましたよねぇ?

  その御礼を,お返しを

  その分…いえ、それ以上に,たっぷりと

  しなきゃですよねぇ?

  貴女は、私の事が大嫌いでしょうけど

  私が貴女に嫌気がさして何もしなくなれば良い

  そう思って

  色々と、してやってくれたり,悪態ついたり

  しているでしょうけど

  そうは行きませんよ

  久々に貴女の笑った顔を見れたのも

  嫌味や脅しであっても

  珍しく貴女から話しかけて来たのも嬉しかったし

  貴女は

  笑った顔も,怒った顔も,意地悪な顔も

  怯えて泣いている顔も,私を睨んでいる瞳も

  私に怯えている瞳も,私を軽蔑している瞳も

  私を憎んだり恨んでいる瞳も

  憎まれ口や減らず口も,口が悪い所も,生意気な所も

  何もかもが,全てが、すごく

  可愛いくて,愛おしくてたまらないのですよ

  唆るし,嫌いになれないし,やめられないのですよ

  今日も、たくさん楽しませて貰いますよ

  私の気が済む迄,私が満足する迄、帰しませんよ

  フフフ…」

ニヤニヤ笑いながら

私の身体の上に覆い被さり

片手で私の両手首を掴んで押さえ付け

もう片手で私の顔を触りながら

吐息混じりの声で私の耳元で囁いたり

私の耳元でジュルッと音を立てて,自分の唇を舐めて

私の首筋や耳の後ろも舐めて来た…。

私「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」


何度も泣き叫んでも,抵抗しても

中々やめてくれなかった…。