〜桜咲く日記帳〜

音楽の事や旅行の事,ファッションの事,グルメの事など、マイペースに・ありのままに綴っています♪

Storia dei sogni(695)⑮

スミス

「他の方々も、それなりに怖がってくれましたが

    他の方々の時は

    相手が悪かったのか,私が油断していたのか…

    他の方々では

    条件には惜しかったし,物足りませんでした

    まぁ、所詮…練習台,練習用の生贄ですから

    失敗しても別に何ら影響もありませんし

    一度きりで良かったですけどねぇ」

ニヤニヤ笑いながら

呪術で私の血等を体内に取り込みながら。

嬌児「練習台って…」

雪娥「生贄って…」

金蓮「物足りないって…」

スミスを睨み付けながら

歯をギリッと言わせ,手をワナワナと震わせた。


スミス

「ですが…歌恋さんは

     私と初めて出会った初日から

     私の事を、すごく怖がっていて

     この娘は本番用に使えると思いました

     歌恋さんは

     期待通り,望み通り,条件通り、というよりも

     私の期待以上に,望んだ以上に,条件以上に

     すごく怖がってくれて,使える娘です

     あんなに怖がってくれて,使える娘は

     あんなに条件を満たした理想的な娘は

     歌恋さん以外には,他にはいません。

     なので、歌恋さんを利用する事にしましたし

     ずっと歌恋さんを利用しているのです」

ニヤニヤ笑いながら

私の血等を自分の体内に取り込んでいた…。

嬌児「それで歌恋を…」

雪娥「そんな事で歌恋を生贄に…」

金蓮「歌恋は、お前の欲望の為に…」

スミスを睨み付けながら

また更に

歯をギリッと言わせ,手をワナワナと震わせた。


スミス

「それと…この呪術は

   色々と条件や決まり事等が多いし,細かいし

   いちいち面倒ではありますが

   私の目的を思えば

   そんな事どうという事はありません

   歌恋さんには

   リザを助けてくれただけでなく

   私の呪術の生贄にも感謝しているのですよ?

   力を手に入れる事も,本来の姿を取り戻す事も

   出来るのですから」

ニヤニヤ笑いながら

私の血等を自分の体内に取り込んでいた…。

嬌児「何ですって…!?」

雪娥「許せない…!!」

金蓮

「お前にとって、あの子の…歌恋の…

    一生消えない,癒える事のない心の傷や恐怖も

    痛みも,苦しみも

    そんなに軽い物だなんて…!!」

スミスを睨み付けながら

また更に

歯をギリッと言わせ,手をワナワナと震わせた。


スミス

「完成に恐怖に染まり,恐怖に押し潰された

    歌恋さんの身体や血も,涙も,体液も

    すごく美味しいですよ…

    それに、歌恋さんの血

    すごく綺麗な血の色しているでしょう…?

    とても私好みの綺麗な色です…

    そんな歌恋さんも,そんな歌恋さんの全ても

    大好きなのですよ…フフフ…」

ニヤニヤ笑いながら

呪術で私の血等を体内に取り込みながら

私の血を、うっとりと見つめていた…。

嬌児,雪娥,金蓮

「…(心の中:この女…狂ってるわ)」

また更に

歯をギリッと言わせ,手をワナワナと震わせた。