〜桜咲く日記帳〜

音楽の事や旅行の事,ファッションの事,グルメの事など、マイペースに・ありのままに綴っています♪

Storia dei sogni(695)⑩

その時に

モリアムさん達,月娘さん達が助けに来た。


モリアムさん「そこまでよ!!」

月娘「歌恋を返しなさい!!」

スミス「!!」


モリアムさん「今すぐ、歌恋を返しなさい…」

月娘

「さもないなくば

    お前の、その手を切り落とすわよ…」

スミスを睨み付けながら

モリアムさんは細い剣を

月娘さんは小さな切断器を握り

スミスの元へ。


スミスは怖気付き

服や下着,箱を持って逃げて行った。


モリアムさんや月娘は手に握っていた物をしまい

エリスらと一緒に私の元へ。


モリアムさん,エリス,月娘,嬌児,雪娥,金蓮

「歌恋…!!」

ボニータ,シェル「歌恋ちゃん…!!」

玉楼,玉簫,小玉,夏花,蘭香,迎春

「歌恋奥様…!!」


モリアムさん,エリス,ボニータ,シェル

月娘,嬌児,玉楼,雪娥,金蓮

玉簫,小玉,夏花,蘭香,迎春

「…!!」


玉簫,小玉,夏花,蘭香,迎春「何て事を…」

青ざめながら。

ボニータ,シェル「こんな事、酷過ぎる…」

エリス,月娘,嬌児,玉楼,雪娥,金蓮

「許せない…!」

歯をギリっと言わせ

手をワナワナ震わせながら。


モリアムさん

「大丈夫、気を失っているだけよ…」

私の胸元や口元に耳を当てながら。

エリス,ボニータ,シェル

月娘,嬌児,玉楼,雪娥,金蓮

玉簫,小玉,夏花,蘭香,迎春

「良かった…」

ホッとしながら。


エリス

「怖かったよね…辛かったよね…

    痛かったよね…苦しかったよね…

    こんな事…酷過ぎるよね…許せないよね…」

私の髪を撫でながら,泣いていた。

月娘,玉楼「エリス…」

エリスのそばに来て

エリスの背中を擦っていた。


モリアムさん

「誰か、暖かいお湯とタオルを持って来て

    お湯にボディソープを混ぜて」

玉簫「私が行くわ…!」

小玉「私も…!」

モリアムさん「ボニータ,シェル、案内して」

ボニータ,シェル「はいっ…」


金蓮「あの女…許せない…!!」

手をワナワナ震わせ,そう怒りながら

走り出し,部屋を出た。

雪娥

「ちょっと…!金蓮…!?何処行くのよ!?」

金蓮

「決まってるでしょう!?あの女の所よ!!」

そう怒りながら,部屋を出た。

嬌児「ちょっと待ちなさいよ!金蓮!」

嬌児と雪娥、部屋を出た金蓮を追いかけた。