玉楼
「ちなみに…場所は
獅子の像が立っていて
昔からある様な,大きな
老舗感と高級感漂う建物で
近くに大きな橋や川がありますね
その川は船が出ている事がありますね」
王さん
「日本橋は都内にある地名の一つで
三越は百貨店と言って
たくさんのお店が立ち並んでいる建物なの」
玉楼
「その場所で
私達の周りの
その建物の中で働いている方5名の内の1人が
時間を止めた方の呪詛の使い手によって
身の危険にさらされています…」
嬌児「えっ…!?」
雪娥「なんですって…!!」
玉楼
「時間を止めた目的は、恐らく…その方でしょう
その方を殺すのが目的ではないのですが
その方を無理矢理連れ去り,襲い,怖がらせて
それを呪詛絡みで利用するのが目的なのでしょう…
時間を止めた方は
最初は色々な方を狙っていたようですね…
その方以外の方に他にも12名いて
内4名は
もう片方の呪詛を使う者が絡んでいて
内8名は
今、身の危険にさらされている、その方と
同じ様な理由ですが
あくまで実験台・練習台の様な形で
利用されていたようです…
それから…いつからか、ずっと
その方に集中していますね…」
金蓮「そんな事…許せないわ…!」
事務局のお姐様F
「ずっと狙われて続けているのは
崔先生と一緒にいる、あの子です…」
月娘
「あぁ…
崔先生にくっついている
黒髪で小柄で華奢な御嬢さん…ですね?
もしかして、あの子が…?」
王さん
「えぇ…
その4名は
モリアムさん,エリスさん,ボニータさん
シェルさんよ…
時間を止めた方ではない
もう一人の呪詛,呪術の術者絡みだったの…」
玉楼
「時間を止めた方ではない、その呪詛の使い手は
以前、病に伏せられた事がある様ですね」
王さん「えぇ…」
事務局のお姐様F
「他の8名は
あの子達(ソプラノのメンバー11など)です」
嬌児「こんな事って…!」
雪娥「あぁ…何て事を…!」
玉楼
「他の方々も怖がっていたようですが
他の方々では物足りなかったのでしょうか…
その辺りは私にも分かりませんが…
その方だけは
他の方々よりも、すごく怖がっていて
その方の方が
怖がらせ易い上,呪詛に利用するには
一番好都合なのでしょうか…」
金蓮「何ですって…!」
桂姐「なんて奴…!」
春梅「酷い…!」
秋菊「可哀想に…」
王さん
「あの子も,他の8名の子達も…
モリアムさん達と同じ、呪術絡みだったのね…」
事務局のお姐様F「全てが繋がりましたね…」
王さん「えぇ…」
事務局のお姐様F
「分かったけど…こんな事
あの子や他の8名の子達には言えませんよ…」
王さん「そうね…」
月娘
「皆さん、呉々も
玉楼さんの占いの内容も,この話も
あの子や他の8名の方の事も
本人達にも,他の方々にも
誰にも,何処にも口外なさらない様に
私達の中に留めておきましょう」
嬌児,玉楼,雪娥,金蓮,女中の方々「はいっ…!」
事務局のお姐様F
「この事は、私達の方から
あの子や他の8名の方を除く
他の方々には話しておきます
他の方々にも本人達に口外しない様にとも
伝えておきます
皆さんも、それでお願いします」
月娘さん達,女中の方々「はいっ…!」